あるエンジニアのひとり旅

大企業を辞めたエンジニア、研究者のちょっとした日記

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Flexibleな働き方、生き方「私の名前は高城 剛。住所不定。職業不明。」

いろいろな意見があると思うが、私は高城剛氏の生き方が好きだ。
高城 剛氏の著書「私の名前は高城 剛。住所不定。職業不明。」を読んでみた。

読み終えてみて、「これは得るものが多かった!」とは思わなかったが、今までとこれからの自分の働き方、生き方を考えるきっかけを与えてくれる内容だと思う。

私が共感した高城氏の考え方をまとめてみた。
・クリエイターが新しいものを創るためには、自分自身が変わることしかない。
 考え方、生き方、場所さえも。
・画期的かつ真っ当な意見をそのまま言ったり行動にうつすと、既得権益を脅かすため、叩かれる。いまの日本は、少しでも枠組みから外れたら、それだけで叩かれる。本のタイトルのように、住所不定、職業不明などと言ったら、それだけで叩かれる。
・住所にこだわらず、変化自在にやわらかく生きることが、この時代を生き抜く秘訣
なのかもしれない。
・ここでしかできない、これしかできないといった自己限定や恐れが、多くの人の人生を固定化し、つまらない日々を作り上げている。
・本当に日本のことを思うなら、すぐに海外へ出るべき。かつての脱藩者のように。
・インターネットで物を動かすのではなく、人を動かす仕事をしていきたい。
・生活を、ストックからフローにすることで、閉塞的な時代観を打破しようとした。必要以上の物を所有して同じ生活を続けるのではなく、コンパクトかつ柔軟に生きる。
・今までにない大きさが、新市場を生み出す。ノートPCと携帯の中間くらいの大きさのタブレットのように。
・クリエイティブの最大の敵は「恐れ」。
・世界のクリエイティブのトレンドは、「外」を使って新しいクリエイティブをすること。
・日本で仕事をしていていつも感じることは、コンピュータと国際感覚の世代格差がとても大きい。日本で本当にひつようなのは、政権交代ではなく、世代交代。

これらは、私が9年間のサラリーマン生活で感じていたことだ。日本型大企業の退職は、自分自身を変えるための第一歩だったと思う。