あるエンジニアのひとり旅

大企業を辞めたエンジニア、研究者のちょっとした日記

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退職したことをいろいろな人に話した結果

前職を退職して2カ月が経過した。いろいろな人と話をし、様々な人に会社を辞めたことを伝えた。いろいろな意見を聞くことができたので、簡単にまとめてみた。

転職経験の無いサラリーマン、ポストに就くまでに苦労している大学の先生は、保守的な意見が多かった。一方、転職経験の有るサラリーマン、外国人の知人は、ポジティブな意見が多い。

 

1) 転職経験の無いサラリーマンの知人に退職を伝えた場合

 「えっ!!!次はどこの会社に行くの?」

 「大企業を辞めるなんてもったいない・・・」

⇒ 30年以上同じ会社で勤め上げることに疑問を持っていない人が多いという印象。もちろんそれは全く悪いことでは無い。考え方が違うだけ。でも、クビにならないからといって働かずに大企業にしがみつくような人生は送って欲しくない。

 

2) 転職経験の有るサラリーマンの知人に退職を伝えた場合

 「がんばれ!」

 「またサラリーマンになりたければ、なれば良いしね。」

 「他の日本型の大企業に転職しても似たようなもんだしね。」

⇒ 転職経験の無いサラリーマンの知人よりも行動力のある人が多い。考え方も前向きであり、自分に自信を持っている傾向にある。私が次の職を決めずに退職したことについて、ネガティブな意見はなかった。

 

3) 大学の先生に退職を伝えた場合

 「何考えてるの?」

 「辞めなくても他の方法があったんじゃないの?」

⇒ 以外に保守的な意見が多かった。研究が好きで大学の先生になった人ばかりであり、そもそも転職したいとは思わないのだろう。また、大学は小さな研究室の集合体であり、各研究室は大学の先生が独自に研究テーマを決め、研究を進めることが出来る。大企業のように上司を選べないという事態にはなり難いのだろう。

 

4) 外国人の知人に退職を伝えた場合

 「Cool!」

 「Congratulation!」

 「もっと良い仕事、人生が見つかるよ!」

 「次は何するの?」

 「次はどこ(国)で働くの?」

⇒ 会社を辞めることにネガティブな考えは一切無い。逆に9年間同じ会社で働いたことをアメリカ人に話すとかなり驚いていた。日本人は、自由に、自分らしい人生を送ることが苦手だと思う。