【大企業を退職】サラリーマン生活を振り返ってみた~人事編~ ベストケースでも35歳で課長
日本の大手総合電機メーカーの人事について振り返ってみる.修士課程修了後に入社したケースを例にまとめるが,博士課程修了後の場合は3年のキャリアとしてみなされるため,以下の例から3年引けば良い.博士課程の成果によらず一律で3年なので計算し易い.
・1年目~ 最初の3か月は試用員,その後は正社員
・3年目~ 全員揃って一つ昇格
・5年目~ 研究所は全員揃って一つ昇格,事業部はこの辺りから差が出始める
・7年目~ 早い人は主任クラスに昇格.この辺りから研究所も差が出始める
・11年目~ 早い人は課長クラスに昇格.24歳で入社であればこのとき35歳
もしかするともう1, 2年早い人もいるかもしれないが,私は知らない.
日本の大手総合電機メーカーではこれがベストケースと言えるだろう.部長は早くても40歳以上だと思う.
では,欧米はどうだろう.以下は「伝説の経営者」と呼ばれるGEのジャック・ウェルチ(John Francis "Jack" Welch)とルノーのカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)の例だ.これらは特殊なケースと思うが,日本の場合はこのような特殊なケースはあり得ない.
【ジャック・ウェルチの例】
・1935年生まれ
・1972年 副社長 37歳
・1977年 上席副社長 42歳
・1979年 副会長 44歳
・1981年 会長兼最高経営責任者 46歳
※ 引用元
【カルロス・ゴーンの例】
・1954年生まれ
・1981年 ミシュラン社 工場長 27歳
・1985年 ブラジル・ミシュラン社 社長 31歳
・1989年 北アメリカ・ミシュラン社 社長・経営最高責任者 35歳
・1996年 ルノー 上級副社長 42歳
・1999年 日産自動車 最高執行責任者 45歳
・2001年 日産自動車 社長兼最高経営責任者 47歳
※ 引用元
まとめると,日本型大企業は30代で課長,40代で部長,50代で役員といったところだろう.一方,欧米型大企業は30代で副社長,社長ということもあり得るようだ.日本型と欧米型のどちらが良いかは個人の価値観に依るだろう.
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